・行列要素の取り出しと置き換え
例1 行列Xの要素で負の値を-999で置き換える。
X(X < 0) = -999;
例2 行列Xの負の値を持つ要素に360を加える。
X(X < 0) = X(X < 0)+360;
例3 NaNをゼロに置き換える。
X(isnan(X))=0;になる場合がある。
・行列要素の関数演算
例1 行列Aの各要素とスカラー量cの四則演算は、「+」、「-」、「*」、「/」を用いる。
X=A+c, X=A-c, X=A*c, X=A/c
例2 行列Aと行列Bの要素同士の乗算、除算は、それぞれ、「.*」、「./」を用いる。
X=A.*B
X=A./B
例3 行列Xの要素の常用対数(基底10)を計算する。
X=log10(X);
Xの要素が負の値のとき、計算結果が異常になる場合があるので、あらかじめ取り除くこと。
・NaNデータの取り扱い(from Kobori)
例1isnan関数を使って(非)NaNのインデックスを作成しておくと便利。
idx = ~isnan(data); % 非NaNのインデックスを作成('~' は否定の意)
x = std(data(idx)); % 非NaNのみを対象に標準偏差を計算
例2非NaNの要素だけを取り出したい場合、
valid_data = data(~isnan(data));
例3data自体からNaNを取り除いてしまいたい場合は、
data(isnan(data)) = [];